6月11日(土)の生き生き教室では、みんなで池間の「ゆがたい」の研究会を行いました。
ゆがたいは、テレビなど娯楽がなかったその昔、大人が子どもを楽しませるために話してきかせた物語(おはなし)です。
今のおばぁたちは、「子どもの頃に、おばぁのおばぁから聞かせてもらったよ」という経験のある人もいれば、「学校で方言を話さないようにと言われてたから、ゆがたいはよく知らない」という人もいます。
というわけで、今回の生き生き教室では「ユーサのゆがたい」を取り上げて、みんなで内容や語り口を確認するということになりました。
テキストに使ったのは、話者:新城メガ、翻字者:佐渡山安公の「ユーサのゆがたい」です。語りが収録されたのは約40年前です。話者の新城メガさんは明治生まれ。生き生きの利用者のみなさんも、“おばぁ”とはいえ、明治の池間口の言い回しにはわからない部分もあるとの
こと。
「ユーサのゆがたいは、小さい頃に、寝る前におばぁがよく話したり歌ったりしてくれたゆがたいだよ」という経験があるおばぁの話をみんなで聞きました。
ちなみにユーサのゆがたいは、池間島のガー(井戸)がたくさん登場します。これらのガーは今も残っていて見ることができます。
今回、みんなで研究を深めたゆがたい。じわ~っと面白い池間のゆがたいをぜひ子どもたちにも伝えたい。そこで、次回はシマ学校で、子どもたちと一緒にゆがたいの「紙芝居づくり」に挑戦します。
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