2018年12月21日金曜日

すまだてぃだより69号を掲載しました


すまだてぃだより69号ができましたので掲載いたします。

〇島内清掃で島をきれいに!
○生き生き教室通信「ジャウムヌアタイ」
○池間島歌って踊ってサンシンの集い~池間の主まつり~
○「大ホラ吹き大会」のお知らせ
○ウツマミ今年は豊作
○池間島どぅ~ぬすま憲章ポスター配布
○今後の予定

こちらからPDF版をご覧になれます

2018年11月27日火曜日

すまだてぃだより68号を掲載しました


すまだてぃだより68号ができましたので掲載いたします。

〇10/29~31 ミャークヅツ開催
〇池間島大演芸会開催
〇老人クラブ運動会 準優勝
〇池間民族の集い
〇シマ学校~とうふづくり
〇漁民運動会@佐良浜
〇これからの行事

こちらからPDF版をご覧になれます

2018年11月13日火曜日

シマ学校~昔ながらのとうふを作ろう~を開校しました


池間小学校の総合的な学習の時間とタイアップして行っているいけまシマ学校。しばらく時間が空いてしまいましたが、今回は「昔ながらのとうふづくり」に取り組みました。

一晩水につけておいた大豆を、石臼で挽きます。4年生の子どもたちは、幼稚園生のころからシマ学校に参加して何度も石臼をまわしてきているので、慣れたものです。
すり潰した大豆の汁を、さらしの袋に入れて搾ります。豆乳とおからに分けるこの作業が、力がいる以外と大変な作業でした。

時間の都合もあって、石臼で挽ききれない分の豆はミキサーをつかってすり潰しました。ミキサーチーム、早いです。

豆乳の搾り方が甘い(おからにまだ豆腐のぬくもりが残っている、とおっしゃっていました!)ということで、おからにもう一度水を加えて搾りなおしの指令が出ました。こちらはなんと、来年100歳を迎える寛雄オジイと、勝連昭子オカアのツーショット。見るに見かねて手伝ってくださっています。

おからは、いりこやニラ、にんじんを加えて炒め物になりました。

こちらは、沸かした豆乳に海水を入れて、ふわふわのゆしどうふが固まるのを待っているところ。今回の海水は、トゥマイで汲んできていただいたので、トゥマイ仕込みの豆腐になります。
しかしオバアたちには、豆腐よりも、沸かした豆乳に砂糖を加えた「アマユー」が人気でした。

こちらは、ゆしどうふを木枠に入れて、しめどうふを作っているところです。しっかりと豆の味が感じられる、おいしい豆腐が出来上がりました。

そしてこの日は、5月のシマ学校で仕込んだ味噌甕をあけて、味噌開きも同時に行いました。きれいに色づいて、香りもとても良い味噌ができました!

この味噌で豚汁をつくり、出来立てのゆしどうふとしめどうふ、おからの炒め物、おにぎりをみんなでいただきました。
とても美味しい豆腐ができたので、豆腐屋をやるぞ!という声も上がっていました。いま、畑ではウツマミの枝豆が順調に育っています。いつかは池間島で育てたウツマミでも豆腐を作ってみたいものです。

2018年11月11日日曜日

第32回池間民族の集いが開催されました


池間・佐良浜・西原の3地区で持ち回りで毎年開催される「池間民族の集い」。今年は佐良浜地区での開催でした。
「誇り高き海洋池間民族」を自認する民族な方々が、毎年こうして集結して交流を深める、というのは他ではあまりないユニークな行事です。

午前中から、ゴルフ、囲碁、グラウンドゴルフ、ゲートボールの4種目ごとに競技が行われ、各地区からエントリーした選手のみなさんが熱戦を繰り広げました。そのあと、午後からは、佐良浜多目的ホールへ移動して懇親会が行われました。

NPOからは、バガンマリズマヌコヨミを持って参加。会場で販売させていただきました。

2018年11月8日木曜日

池間島の特産品づくりに向けた取り組みを開始します 


池間島で新たに取り組む企画の資金調達や周知のご協力のお願いです。

このほど、クラウドファンディングサイトREADYFORにて、池間島の特産品となる「タマヌオイル」を商品化する費用を集めるためのファンディングを開始しました。

《詳細はこちら》https://readyfor.jp/projects/tamanuoil-yarabutree











NPOスタッフの三輪は、池間島でシマおこし部の仕事に携わって7年になりますが、今年の春から「ヤラブの木」という個人事業をスタートさせて、テリハボクの木の実から「タマヌオイル」をつくる試みをはじめました。島の自然を積極的に守りつつ、誰もが関わりを持てる仕事・新しい産業を島で作りたいという想いでチャレンジしています。

タマヌオイルは、池間の漁師たちともゆかりの深い、南太平洋の島々で昔から万能オイルとして使用され、近年では欧米のコスメ業界から「奇跡のオイル」と注目を集めているそうです。

これまで、ヤラブ(テリハボク)の種集めや殻割り、島の共有地へのヤラブの植樹など、たくさんの島の方々に協力していただいてプロジェクトを進めてきました。残すは、搾油・検査・試作・製造という商品化に向けた部分ですが、この工程にかかる費用をクラウドファンディングで募りたいと考えています。

12月14日までに140万円を集めることが目標です。
このクラウドファンディングは、「購入型」といって、単なる寄付ではなく、相当のリターンをお返しする仕様となっています。

ご支援してくださった方への、お礼(リターン)は、完成したオイルのほか、池間島のカレンダー、来島時に体験していただけるツアーやマッサージなどをご用意しております。

どうか、こちらの池間島クラウドファンディングのページを、ご自身のSNSやメールなどで拡散にご協力をお願いできないでしょうか。

【池間島クラウドファンディング】
URL:https://readyfor.jp/projects/tamanuoil-yarabutree
タイトル:「池間島の美しい自然と暮らしを守る、タマヌオイルを商品化したい」
期間:10月15日(月)〜12月14日(金)(60日間)
目標金額:140万円
運営会社:READYFOR(日本最大のクラウドファンディング企業)

たくさんの方の応援とともに、新たなチャレンジを実現させたいと思っております。
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

2018年11月1日木曜日

バガンマリズマヌコヨミ2019 一般販売を開始しました


11月1日より、2019年版の池間島カレンダー「バガンマリズマヌコヨミ2019」の販売を開始しました。
webショップでは、こちらからご購入いただけます。

カレンダーに使われている写真は、池間島が県下有数の鰹の水揚高を誇り、南方漁の再開、宝石サンゴのブームもあり、島が輝き、賑わっていた昭和30年代から、池間漁港の完成、待望の池間大橋架橋と昭和から平成へ変わる時代です。
写真を撮ったのは、島で親子ラジオをはじめた譜久村健さん、理髪店を経営していた山里勝助さん、昭和60年代から池間島で調査をされていた法政大学沖縄文化研究所国内研究員の加藤久子先生です。昔懐かしいンマリズマの風景をここに収録しました。カレンダーとしてご利用の後も、歴史的な記録写真集としてお手元に置いていただけると幸いです。

カレンダーとしては、池間島の行事・ニガイ(神事)、池間島の潮汐情報(池間島のオンタイム)、月齢、旧暦、干支・六曜の記載が特徴となっています。また巻末に池間島MAPを掲載しています。

■サイズ・・・A4(21cm×29.7cm)/見開き時A3(42cm×29.7cm)
■重量・・・140g
■ページ数・・・28ページ

※このカレンダーの売り上げは、「すでぃがふぅ奨学金」として、大学等へ進学する島の子どもたちへ贈る基金として活用させていただきます。

※宮古島島内では、次の場所でお買い求めいただけます。

・ブックス教販宮古南店
・TSUTAYA沖縄宮古南店
・385じま△ストア(宮古島公設市場内)
・きびの花(宮古島公設市場内)
・アイランドエッセンス

2018年10月31日水曜日

池間島すまうつカルタを制作しました


「池間島すまうつカルタ」は、島の言葉で語り継がれてきた知恵やことわざ、池間島らしい面白く懐かしいエピソードなどを未来へ残していくために、生き生き教室のお母さんたちが作った池間島のオリジナル方言カルタです。

2017年4月から約1年間かけて、池間島の「生き生き教室」利用者である70代~90代の元気なお母さんたちが言葉あつめを行い、読み札・絵札もすべて手描きで作成し、みんなで色塗りをして作りました。

こうして誕生した「池間島すまうつカルタ」のおがげで、さっそく池間小中学校の総合学習の時間でも、おばあたちと一緒にカルタを使って島の言葉を学ぶという機会が生まれました。

また、島内外からも大きな注目を集め、購入したいとの要望が多数寄せられたことから、初版限定100セットで販売用の「池間島すまうつカルタ」を制作する運びとなりました。
無地のカルタに、データ化した絵札と読み札を印刷したシールを1枚1枚手作業で貼り付けて、制作しました。

このカルタは、読み札がすべて「いきまふつ」で綴られていて、50音の中に含まれていない音や、同じ音から始まるものが複数枚あるなど、他にはないとてもユニークなつくりになっています。(いきまふつの意味が分からないと、お手つきしてしまうこともあるのでご注意を!)

遊びながら池間島の言葉を学ぶことができるほか、言葉の中にふんだんに盛り込まれた、先人たちの「アマイウムクトゥ」(生きる知恵や技術)にも触れることができます。このカルタが、島の言葉やアマイウムクトゥを暮らしの中に埋め戻していく一助となることを願っています。(制作者の勝連昭子おかあは、売り場でもお客さんに一生懸命読み札の説明をしてくださいました。)

この池間島すまうつカルタは、ミャークヅツの3日間で100セット完売しました。今後、ご要望が多いようでしたら増産する可能性がありますが、1枚1枚手作業での制作になるため、しばらく販売は行いません。ご了承ください。

バガンマリズマヌコヨミ2019の販売を開始しました


今年も、ミャークヅツにて池間島カレンダー「バガンマリズマヌコヨミ」を販売させていただきました。100セット限定で製作した「池間島すまうつカルタ」も一緒に販売しました。この日の売り子さんは、カレンダーにも登場する勝連昭子さんと、すまうつカルタの制作者である佐久本清子さん。 

そのほかにも、作成に携わった生き生き教室のオカアたちが入れ替わり立ち代わり宣伝をしてくださいました。


来年の暦には、顔がはっきりと映っている写真が多く使われているので、知っている人を見つけては話が盛り上がっています。「これは私で、こっちは〇〇(屋号)の●●さぁよ~」といってみんなで写真をのぞき込む方々。

カレンダーの1月「ムッドゥマイの子ども会」に登場する、山里昇さん・ますこさん兄弟(ご本人)が、カレンダー売り場にいらしてくださいました。

こちらも、1月に登場する、川上直樹さんと、みゃーしゃーの吉浜さんご兄弟。

ミャークヅツの期間中は、たくさんの島の方に購入していただき、喜んでいただくことができました。手にとってくださった皆様、ありがとうございました。
11月からは宮古島市内の書店などでも販売を開始しますが、こちらからもご購入いただけます。

2018年10月29日月曜日

ミャークヅツです


今年のミャークヅツは10月29日~31日の3日間。平日ですが、たくさんの島出身の方が帰ってきて、大変な賑わいです。

アラビには、クイチャーが終わった後の夕方から、離島振興総合センターにて「第7回池間島大演芸会」が開催されました。
客席も満員で、立ち見もでるほどの盛況でした。

老人クラブや池間小中学校の出し物のほか、ウイイディウヤの39年生、還暦の44年生、毎年出演の29年生など、同窓生のみなさんによる演目が多く、大変な盛り上がりでした。オオトリはNPOいけまによる「酋長の娘」でした。笑いあり、涙ありの大演芸会、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

2018年10月24日水曜日

すまだてぃだより67号を掲載しました


すまだてぃだより67号ができましたので掲載いたします。

○第40回老人クラブ第運動会開催
〇ちょうちんまつり開催
〇インアスゥー大運動会
〇ミャークヅツの準備着々
〇防災訓練
○今後のよてい

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2018年9月18日火曜日

すまだてぃだより66号を掲載しました


すまだてぃだより66号ができましたので掲載いたします。

○池間小中学校大運動会開催
○敬老会開催
○インアスゥー大運動会開催
○池間島で進水式
○NPOいけまからのお知らせ
○今後のよてい

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2018年8月22日水曜日

すまだてぃだより65号を掲載しました



すまだてぃだより65号ができましたので掲載いたします。

○ヤラブの森をつくろう!記念植樹イベント開催
〇「池間島どぅ~ぬすま憲章」看板設置しました
〇夏休みの催し
〇東大付属中学の生徒が来島
〇ジュウゴヤちょうちんまつり今年も開催
〇宮古島夏祭りクイチャー奉納
〇島あっちぃ続々
〇8~9月の予定

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2018年8月7日火曜日

池間中学校の生徒さんが職場体験にやってきました


夏休み真っただ中ですが、今年から池間中学校では職場体験学習を実践されているとのこと。NPOでも3名の男子生徒のみなさんの職場体験を受け入れしています。


3日間の職場体験ですが、初日の午前中はシマおこし部のお仕事を体験してもらうため、今年の2月に植樹を行った場所のメンテナンスを行いました。植え付けた苗木のまわりの草を刈り、施肥をしてもらっています。

外作業の後は、今月9日~の民泊で実施予定のプログラムの仕込みを行いました。このプログラムでは、池間の中学生が来島する東京の中学生たちに池間の海を案内するというもので、ヒダマーイをしながら見られる生きものを説明できるように、図鑑からリストアップして資料づくりをしています。

池間で呼ばれている名前も入れて資料を作ったり、「段取り」を考えて必要なものを準備したり、イベント前に必要なことを一通り体験してもらいました。
午後からはきゅーぬふから舎で介護事業のお仕事を、3日目は学童保育のお仕事を体験してもらう予定です。

2018年7月23日月曜日

「池間島どぅ~ぬすま憲章」看板を設置しました 


昨日、「池間島どぅ~ぬすま憲章」の制定を記念した植樹イベントが行われましたが、引き続き今日は憲章の看板を島内5個所に設置しました。
こちらは池間公民館前です。


集落内のスクニャーヒダの護岸にも設置。


こちらがスクニャーヒダです。


カツオ公園前のフェンスにも設置しました。池間漁港を目指す際には必ず通りかかるので、ひときわ目を引きます。みなさんの笑顔が素敵ですね。


こちらはフナクス駐車場の脇です。来島者にもアピールするため、観光客の方々が多く訪れるビーチにも設置しました。


風当りの強い場所なので、強度を保つための設置作業に難航しましたが無事完了。最後の一カ所は池間大橋の橋詰め広場にある公共掲示板に、一回り小さなシールを貼っています。
「池間島どぅ~ぬすま憲章」の全文はこちらからご覧いただけます。

2018年7月22日日曜日

池間島どぅ~ぬすま憲章制定記念植樹イベント「ヤラブの森をつくろう」を開催しました


池間島では、去る6月3日の自治会総会にて、「池間島どぅ~ぬすま憲章」が制定されました。これは、自らの島の自然と文化を自らの手で守っていこうとする島民の意思表示であり、共通の願いを形にしたものです。


今回は、この自治憲章制定を記念して、島の北岸に植樹を行うイベント「ヤラブの森をつくろう」が開催されました。
ススキ原となってしまったカギンミ近くの自治会の土地に植樹を行い、もう一度、自らの手で防風林を整備していくものです。


イベント当日は、35名の島民が集まり、100本のヤラブ(テリハボク)と約50本のアカバナ(ブッソウゲ)の苗木を植えつけました。

朝、9時30分から開始する予定でしたが、開始時刻前から集まってきた人がどんどん植え始めていき、イベント開始時刻にはほとんどの苗木が植え終わってしまいました。


この土地の植樹準備のため、自ら重機を操って整地作業を買って出てくれた自治会長の仲間正明さんが開会のあいさつ。「島民みんなで木を植えて、立派なヤラブの森をつくりましょう」と呼びかけました。


今回植樹したヤラブは、2015年から種を拾い集めて育ててきたもので、4年物の苗木です。路地に植えると成長が早く、5~6年すると花を咲かせ実をつけるようになるとのことです。


あっという間の作業でしたが、終了後にはお茶とパンで休憩。休日にもかかわらず、集落から離れたカギンミ付近まできて苗木を植えてくださったみなさま、整地や準備に協力してくださった皆様、ありがとうございました。


「ヤラブの森」の看板の前で記念撮影。5年後、10年後に立派な森になり、ここからヤラブの実を収穫できるようになる日を楽しみに成長を見守っていきたいと思います。
この後、午後からはまとまった雨が降り、苗木にとって恵みの雨となりました。