2018年10月31日水曜日

池間島すまうつカルタを制作しました


「池間島すまうつカルタ」は、島の言葉で語り継がれてきた知恵やことわざ、池間島らしい面白く懐かしいエピソードなどを未来へ残していくために、生き生き教室のお母さんたちが作った池間島のオリジナル方言カルタです。

2017年4月から約1年間かけて、池間島の「生き生き教室」利用者である70代~90代の元気なお母さんたちが言葉あつめを行い、読み札・絵札もすべて手描きで作成し、みんなで色塗りをして作りました。

こうして誕生した「池間島すまうつカルタ」のおがげで、さっそく池間小中学校の総合学習の時間でも、おばあたちと一緒にカルタを使って島の言葉を学ぶという機会が生まれました。

また、島内外からも大きな注目を集め、購入したいとの要望が多数寄せられたことから、初版限定100セットで販売用の「池間島すまうつカルタ」を制作する運びとなりました。
無地のカルタに、データ化した絵札と読み札を印刷したシールを1枚1枚手作業で貼り付けて、制作しました。

このカルタは、読み札がすべて「いきまふつ」で綴られていて、50音の中に含まれていない音や、同じ音から始まるものが複数枚あるなど、他にはないとてもユニークなつくりになっています。(いきまふつの意味が分からないと、お手つきしてしまうこともあるのでご注意を!)

遊びながら池間島の言葉を学ぶことができるほか、言葉の中にふんだんに盛り込まれた、先人たちの「アマイウムクトゥ」(生きる知恵や技術)にも触れることができます。このカルタが、島の言葉やアマイウムクトゥを暮らしの中に埋め戻していく一助となることを願っています。(制作者の勝連昭子おかあは、売り場でもお客さんに一生懸命読み札の説明をしてくださいました。)

この池間島すまうつカルタは、ミャークヅツの3日間で100セット完売しました。今後、ご要望が多いようでしたら増産する可能性がありますが、1枚1枚手作業での制作になるため、しばらく販売は行いません。ご了承ください。

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