2016年3月15日火曜日

3/14~16の日程で東邦大学看護学部のみなさんが来島しています


3月14日~16日の2泊3日の日程で、東邦大学看護学部の学生さんと先生方が池間島を訪れてくださっています。「沖縄研修」ということで、地域で暮らすことや、離島では実際にどのようなケアが行われているのかを学び、看護のあり方などを考える機会として来島され、民泊体験やきゅ~ぬふから舎の取組み、訪問資料などの現場を見学されます。


1日目は前泊の講話からスタートし、4件の民家に分かれて宿泊。
2日目は、早朝から民家のみなさん、生き生き教室のみなさんと一緒に島を歩き、食べたり薬にしたりする野草を収穫していただきました。まさに、「ンツヌフサ(道の草)」を食おう、という企画です。


この日収穫したのは、長命草、ウイキョウ、クワ、キケマン、シロノセンダングサ、ブッソウゲ、イモの葉、ハンダマ、グアバ、シイマヤマヒハツ、ホソバワダン、フダン草、アキノノゲシ、ノビル、ニラ、ニンニク、ヨモギ、ツルナ、ツルムラサキ、ゲットウの葉、ネンジュモ(ヌイジュウ)、アロエ、キダチロカイ、レモングラス、マジョラム(?)の25種類。


野草探しに参加した学生さんも、野草を収穫しながら、「これは和え物にするとおいしい」「これは熱さましに効く」「これはアズキと一緒にたいて肝臓の薬にする」などなど、島の先輩方の知恵をたくさん教えていただいたそう。
お茶にするとよさそうな野草は、各種類ごとに細かく刻んで、乾燥させてみます。


きゅ~ぬふから舎の利用者さんも加わって、みんなで野草の下処理を行いました。


こちらはは、ヨモギの葉をすりつぶして野草だんごを作っているところです。このほかにも、アロエとツルムラサキの酢の物、ホソバワダンとフダン草の和え物、長命草とノビルのてんぷらをつくり、ゲットウの葉のお茶も淹れてみました。


出来上がったところで試食してみると、「道に生えているような草が、こんなにおいしく食べられるなんで感動した」「島の人たちの多くが、野草をおいしく食べる技や薬として活用する知恵をもっていることに驚いた」という感想をいただきました。
研修で来島してくださった方々に、島の暮らしとそこにあるたくさんの「アマイウムクトゥ」を体験していただけるとても良い機会になりました。

2016年3月8日火曜日

島嶼保健看護合同短期研修で来島したみなさんにツンを蒔いていただきました


3/8~9の日程で、沖縄・九州地区の看護学生19名が池間島に実習に訪れています。池間島で訪問診療や訪問看護などの島嶼保健看護の実態を学んでいただくだけでなく、民泊を通して島の暮らしもまるごと体験していただくというプログラム。
初日の今日は、暮らしの体験として、耕作放棄地を再生させた畑にてツン(モチキビ)の種まきに参加していただきました。


こちらの畑では、高齢者のアマイウムクトゥから学びながら、在来作物であるウツマミ(下大豆)や麦などの復活をめざして栽培を進めています。
今回は、2月にウツマミの種を蒔いた場所の草取りと、豆と豆の間にツン(モチキビ)をまく、という作業に加勢していただきます。


こちらが、発芽して順調に成長しているウツマミ。この豆を間違って抜いてしまうことがないように、気を付けながら草取り作業を開始します。


夏日のような日差しの中、もくもくと草をとっていただきました。大人数で作業すると、あっという間です。


ウツマミの畑の草取りと並行して、現在休んでいる隣の畑の草取り&石拾いにも取り組んでいただきました。


ウツマミの畑では、同時に麦も育てていますが、豆と豆の列の間に麦やツン(モチキビ)を植えていた、というお話を高齢者の方から聞いていたので、その効果を確かめてみようと今年から実験しているとことです。
どうやら、豆が発芽して小さいうちは、両サイドに麦が生えていることによって風よけや鳥よけになるようなのです。


麦はあと1~2か月で収穫なので、今回は、豆の列の間に溝を掘って、ツン(モチキビ)の種をスジ蒔きにしてみることにしました。


ツン(モチキビ)の種はこちら。1.5mmくらいで小さいですが、黄金色でつやつやしていてとてもきれいです。
昔は池間島でもよく栽培されていたようですが、最近では見かけなくなってしまいました。ツンは、炊くともちもちとした粘りが出るので、ごはんと一緒に炊いておにぎりにしたり、フキャギをつくったりしてとてもおいしかった、というお話をよく聞きます。


昔懐かしいツンのフキャギを再現するために、草取りを終えた部分にツンの種まき。順調に育てば、6~7月には収穫できるのでは、、、と期待しています。


畑での活動に参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
島嶼保健看護研修では、この後5つのグループにわかれて民泊し、島の暮らしを体験していただきます。翌日は、きゅ~ぬふから舎の利用者さんとの交流や、訪問診療などの見学、前泊代表の講話などが計画されています。

2016年3月4日金曜日

すまだてぃだより36号を掲載しました


すまだてぃだより36号ができましたので掲載いたします。

○池間大橋開通24周年記念イベント開催
○防災センター完成間近
○ンミャヤイバイ、池間幼稚園が4月からなくなるってよ~
○ウクレレの音色はやさしい音色
○放課後わんぱく日記
○今月の予定

こちらからpdf版をご覧いただけます。