2016年3月8日火曜日
島嶼保健看護合同短期研修で来島したみなさんにツンを蒔いていただきました
3/8~9の日程で、沖縄・九州地区の看護学生19名が池間島に実習に訪れています。池間島で訪問診療や訪問看護などの島嶼保健看護の実態を学んでいただくだけでなく、民泊を通して島の暮らしもまるごと体験していただくというプログラム。
初日の今日は、暮らしの体験として、耕作放棄地を再生させた畑にてツン(モチキビ)の種まきに参加していただきました。
こちらの畑では、高齢者のアマイウムクトゥから学びながら、在来作物であるウツマミ(下大豆)や麦などの復活をめざして栽培を進めています。
今回は、2月にウツマミの種を蒔いた場所の草取りと、豆と豆の間にツン(モチキビ)をまく、という作業に加勢していただきます。
こちらが、発芽して順調に成長しているウツマミ。この豆を間違って抜いてしまうことがないように、気を付けながら草取り作業を開始します。
夏日のような日差しの中、もくもくと草をとっていただきました。大人数で作業すると、あっという間です。
ウツマミの畑の草取りと並行して、現在休んでいる隣の畑の草取り&石拾いにも取り組んでいただきました。
ウツマミの畑では、同時に麦も育てていますが、豆と豆の列の間に麦やツン(モチキビ)を植えていた、というお話を高齢者の方から聞いていたので、その効果を確かめてみようと今年から実験しているとことです。
どうやら、豆が発芽して小さいうちは、両サイドに麦が生えていることによって風よけや鳥よけになるようなのです。
麦はあと1~2か月で収穫なので、今回は、豆の列の間に溝を掘って、ツン(モチキビ)の種をスジ蒔きにしてみることにしました。
ツン(モチキビ)の種はこちら。1.5mmくらいで小さいですが、黄金色でつやつやしていてとてもきれいです。
昔は池間島でもよく栽培されていたようですが、最近では見かけなくなってしまいました。ツンは、炊くともちもちとした粘りが出るので、ごはんと一緒に炊いておにぎりにしたり、フキャギをつくったりしてとてもおいしかった、というお話をよく聞きます。
昔懐かしいツンのフキャギを再現するために、草取りを終えた部分にツンの種まき。順調に育てば、6~7月には収穫できるのでは、、、と期待しています。
畑での活動に参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
島嶼保健看護研修では、この後5つのグループにわかれて民泊し、島の暮らしを体験していただきます。翌日は、きゅ~ぬふから舎の利用者さんとの交流や、訪問診療などの見学、前泊代表の講話などが計画されています。
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