2015年6月26日金曜日
6/25~27の日程で、川崎医科大付属高校のみなさんが来島しました
6/25~2泊3日の日程で、川崎医科大付属高校のみなさんが民泊で来島しています。実は、去年・一昨年も池間島を訪れてくださっている学校で、中にはなんと2度目の来島となる生徒さんもいました。
2日目の今日は、漁船に乗って釣り体験です。
今日は少し風が強く、波が高かったのですが、4隻の船に分かれて全員が沖に出て、ほとんど船酔いもせずに帰ってきました。
釣果は船によってまちまちでしたが、こちらの船では大漁だったようです。
スジアラ(アカディン)、カマス、ノコギリダイ、グルクン、キツネウオ、オジサン、などなど大物も釣り上げてきていました。
釣った魚は船上でウロコをとり、製造(内臓などを処理)してから
グルクンなどは炭火でホイル焼きにしてみました。
串焼き、バター焼きなどにも挑戦しております。
魚さばきの手ほどきもうけております。
釣りたての魚をみんなでさばいて、刺身、炭火焼き、味噌汁をつくりました。
5軒の民家さんが持ち寄ったおかずとおにぎりと一緒に、盛りだくさんの昼食。
この後も、再び釣りに出かけたり、海で泳いだり、花火をしたり、星を見たり、きもだめしをしたりと、池間島での民泊を思いっきり満喫していってもらえたようです。
2015年6月24日水曜日
池間島クリアファイルができました
そろそろ、2016年のカレンダーを作り始めなくてはいけない時期ですが・・・
その前に、このたび新たに「池間島クリアファイル」2種類がお目見えしましたのでご紹介します。
ひとつは前泊廣美さん原図の「八重干瀬地図」、もうひとつは池間島カレンダーでおなじみのカメラマン、芦川剛志さんの美しい水中写真です。
ロゴもよく見ると池間島のかたちになっています。
裏面はミーカガン(水中メガネ)。
どちらも、1枚200円で販売予定。こちらのクリアファイルも、売上が「池間島を元気にする活動」にあてられます。
気になったかたは、ぜひNPOいけままでお問い合わせくださいませ。
2015年6月21日日曜日
第14回シマ学校「バンチのごちそう」を開催しました
かつてカツオ漁で栄えた池間島では、カツオ船やカツオ節工場で働く親たちが、製品にならない部位(頭、尻尾、心臓、卵など)を家庭に持ち帰り、炊いて乾燥させたり燻製にして保存していました。これらは、家庭の常備食となったほか、子ども達のオヤツでもあり、ごちそうでした。
今回のシマ学校では、そのような「バンチ(わたしたち)のごちそう」を、昔ながらの方法で作って再現してみようと開講しました。
講師は仲原ソヘ子さんです。
「カッチュヌカンマイ」(カツオの頭)と「ハラン」(カツオの卵・白子)の燻製のほか、アダンの実(の中身)を炊いたもの、ンーヌイ(芋を炊いてつぶしたもの)を作ります。
カツオの頭は斧で半分に割ってから
たっぷりのお湯で塩ゆでにします。
「目玉が飛び出すまで」ゆでるのが目安だそうです。
カツオの頭をゆでている間に、燻製のまきの準備をしますが、このとき燻製のチップとして使うのが、「アダン」の実なのです!
アダンの実が熟すと、外側の部分がぽろぽろと外れてきます。この分果(池間では「ツガキ」とよびます)をよく乾燥させたものを、まきの上に投入すると、ほんのりと甘い香りがする煙がもくもくと上がってきました。
煙が上がってきたところに、塩ゆでしたカツオの頭を並べていぶしていきます。
煙が充満するように鍋のふたなどで覆うこともありますが、網の上にカツオをならべてそのままいぶすだけでも良いそうです。
火が大きくならないように注意しながら、煙でいぶすこと約20分。
ツヤが出て、あめ色になってきました。脂がジュージューと音をたてて、とても芳しい香りがしてきます。
アダンのツガキを燃料として作る燻製、お話には聞いていましたが、実際に作ってみるととても良い香りです。
こちらは、カツオの卵。池間では「ハラン」と呼んでいます。
このハランも、塩ゆでしてから燻製して保存しているものを、丸ごと1本子どもたちのオヤツにしていたというから驚きです。
「子どもの頃は、これ1本とおイモを両方の手に持って、海に行っていたよ」というお話を何人もの方から聞きました。
カツオを燻製にしている間、こちらではアダンの実の中身(池間では「バス」と呼んでいる部分)の料理が進められていました。
アダンの実を食べるという話は、宮古島本島でもあまり聞きません。そのアダンの実(ツガキを外した中の部分)を、池間では昔から炊いて食べたり、子どもたちがオヤツとして生で食べて甘みを楽しんでいたのだそうです。
アダンの実は、一度ゆでてからかつおぶしとあわせて炊いてみました。ナンク(かぼちゃ)のような、長芋のような、タケノコのような食感で、「アダン」と言われなければ何かの野菜だと思うほど。
参加した子どもたちからも、「美味しい!!」と大好評でした。
こちらでは、炊いた芋をつぶしたり、保存食として薄く切って乾燥させた芋「スゥズンー」をつかった「ンーヌイ」を作っています。
ンーヌイも、家庭によって作り方は様々。黒アズキを入れたり、もちきびや炊いた米を入れたりします。
出来上がった燻製と、アダンの炊いたもの、ンーヌイを囲んで、全員で試食してみました。
アダンの実でいぶしたカツオの頭やハランの燻製は、誰もがかつて作って食べていた経験があるため、当時の話題や思いで話が尽きることがありません。はじめて食べる子どもたちにも大人気でした。
池間島らしい、島ならではの体験としてとても好評だったので、民泊の体験プログラムや特別なメニューなどにも生かしていきたいと思います。
2015年6月19日金曜日
第120回ヒャーリクズ 無事終了しました
今年で120回目を迎える池間島のヒャーリクズ(海神祭)。
航海安全と豊漁を祈念して、今年も盛大に開催されました。
きゅ~ぬふから舎チームも職域対抗競漕に参加しました。毎年、最下位かビリ前という成績をキープしてきましたが、なんと!今年は19チーム中まさかの5位。健闘しました。
2015年6月18日木曜日
6/16~19の日程で豊島学院高校のみなさんが来島しました
6月11日に梅雨明けし、カンカン照りの日差しがつきささる池間島に、豊島学院高校のみなさんがやってきました。これまで関西方面からの受け入れが多かったのですが、今回ははじめて東京の高校生をお迎えしました。
6月16日~18日、6月17日~19日、6月18日~19日と3グループに分かれて来島し、日程をずらして民泊するというスケジュールでしたが、池間島では127名、25件の民家にわかれて宿泊していただきました。
滞在中は、船にのって沖釣りに出かけたり、星空を眺めたり、ヒャーリクズの前夜祭や相撲を垣間見ることができた生徒さんもいました。池間島の海や空の色、星の数は東京のそれとはくらべものにならないほどだったそう。
短い期間でしたが、お別れはいつも涙。またいつでも、遊びにいらしてくださいね。
2015年6月15日月曜日
島の樹木の苗を育てています
島に古くから生えている在来樹木の種をあつめ、苗を育てて植え付け島の自然(防風防潮林)を再生していくとりくみを実験的にスタートさせています。
こちらは、4月に子どもたちと種をあつめて蒔いた、ヤラブ(テリハボク)の苗。根がまっすぐ下にのびるため、20cmほどのロングポットに植え替えて順調に 成長しています。
この日は、宮古島森林組合を訪れ、苗づくりに関する技術指導をしていただきました。
土の配合、種の蒔き方、まき時、鉢あげの時期や苗床の設置の仕方などなど、一から勉強しています。
私たちがおじゃました時は、ちょうどリュウキュウマツの苗づくりの真っ最中で、発芽した実生を鉢揚げしているところでした。
さっそく、種から発芽させた「クロヨナ」の鉢揚げをしています。
クロヨナは、潮にも強く、秋ごろに藤のようなきれいな花をつけるので、今年の2月に行った植樹でも池間漁港周辺に植え付けしたことがある樹木です。200鉢くらい作ったところで、成長の経過を見ていきたいと思います。
2015年6月11日木曜日
すまだてぃだより28号を掲載しました
すまだてぃだより28号ができましたので掲載いたします。
○今月の特集記事
離島体験交流事業5年目スタート
シマ学校~野のごちそう
セブンイレブンから助成―池間自治会へ
福島からの「保養」受け入れ
「小さき声のカノン」上映中
今月の予定
こちらからpdf版をご覧いただけます
2015年6月5日金曜日
6/3~5の日程で、与那原町立与那原東小学校のみなさんが来島しました②
離島体験2日目。
今日の体験プログラムでは、潮が引いたイラビジへ降りて、潮干狩り・海のいきもの観察を行いました。
イラビジ・ツマビジは、潮がひくと浜から陸続きで降りることができる巨大なサンゴ礁で、昔から島の人々にとって大切な漁場でした。
大潮になると血が騒ぎ、大人も子どもも海へ潮干狩りにいく、というほど。島の人々の生活の一部となっている潮干狩りを、与那原町の子どもたちにも体験してもらいます。
箱メガネで一生懸命のぞいている子どもたち。何か発見したでしょうか。
よーく見ると、シャコガイ発見!!目が慣れるまでは、なかなか気づけないのですが、子どもたちはすぐに貝目になって上手に見つけていました。
今回子どもたちを引率する民家さんは、みんなそれぞれに、ウギン(タコをつく銛)やアンディー(獲物を入れる網)、ンープラ(シャコガイを掘りだす道具)、バールなど、獲物を狙うための道具をしっかりと持参してきており、すっかりハンターの目つきになっておりました。
このグループは、サザエを大収穫していました。
そのほかにも、ヒトデやシャコ、スズメダイ、タカラガイなどなど、たくさんの海の生き物と出会い、たっぷりと観察することができたようです。
収穫した獲物は、身を取り出してから夕食のカレーに投入。
イラビジの海の恵みがたっぷりと入ったシーフードカレーが出来上がりました。
池間の子どもたちも参加して、みんなでカレーを食べたあとは
うたや踊りを披露してみんなで交流会。
元気いっぱいの子どもたちと、一緒に海をあるき、見つけた獲物でカレーをつくって食べ、とても充実したプログラムになりました。
2015年6月3日水曜日
6/3~5の日程で、与那原町立与那原東小学校のみなさんが来島しました
沖縄県の離島体験交流促進事業、今年度もはじまりました。
普段修学旅行の高校生を受け入れているときとはまた違って、池間島の暮らしや自然をめいいっぱい体験してもらうために、つねに新しいプログラムやしかけに挑戦させてもらえる機会でもあります。
今年度1校目は、沖縄県与那原町から与那原東小学校の5年生77名が来島しました。
入島式を終えたあとは、「池間島海のいきものシールラリー」。
島内を探検しながら、海のいきものシールをあつめてゴール(宿泊する民家)を目指す、というプログラムです。
シールを集めると、次の日のプログラムでしおひがりに出かけるときに見つけることができる貝やサンゴ、注意が必要な生き物について学べるようになっているのですが、、、
子どもたちにとっては、他のチームより先にゴールに到着したい!という想いが強いようで。
途中、トラブルもいくつかありましたが、なんとかすべてのチームが無事シールを集め終え、宿泊先の民家に自力でたどり着くことができました。
明日は、潮が引いたイラビジへ降りて潮干狩りです。
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