2016年9月22日木曜日

2017年版のカレンダーできました

 2017年版の池間島カレンダーができました。その名も「バガンマリズマヌ暦―わたしのしまのカレンダー 池間島 2017」です。

まずは表紙のかわいい少年たちが目をひきます!アカバナー(ハイビスカス)の花を顔にひっつけて、ニワトリに変身して遊んでいる様子です。

今回のカレンダーは、昭和30年代に撮られた池間島のひとびと、暮らし、風景をメインに据えました。
 写真を撮影したのは、当時池間島に通っていた若い民俗学者の野口武徳さんと、島でラジオ社(通称親子ラジオ)を立ち上げた譜久村健さんです。

今回カレンダーを作成するにあたって、写真につける解説を島のみなさんに尋ねました。

写真にうつっているご本人、ご家族、同窓生、友だち・・・、名前やエピソードがたくさん語られました。


 カレンダーの作成を通じて、島の人たちが、自分たちの島の姿(写真)を見て、とても懐かしく、いとおしく感じていることが伝わってきました。

カレンダーでは、季節ごとに関わりのある場面の写真を配置しました。手に取る方に、池間島のかつての暮らし、島の雰囲気を感じていただければ幸いです。


 カレンダーの特徴として、恒例の池間島基準の潮汐(赤字のところは潮干狩りに行けるサイン!)、旧暦、干支と六曜、池間島の行事を記載しています。月齢もわかるようになっています。

写真は昔の池間島ですが、カレンダーの情報は現在の池間島とつながっています!
カレンダーとしてご利用の後も、歴史的な池間島の記録写真集としてお手元においていただけることを、今回のカレンダーのコンセプトにしています。

巻末には、「池間島マップ」+「かつての池間島マップ」を掲載。
サイズはB3(25.7cm×36.5cm)、見開きでB2(51.5cm×36.5cm)とすこし大きめです。

一般販売は10月1日を予定。宮古島島内の書店や空港売店などで販売を開始いたしますが、遠方の方はこちらのwebショップが便利です(国内送料無料)。webショップでは販売を開始しています。

2016年9月15日木曜日

ジュウゴヤちょうちんまつり

9月15日(木)、旧暦8月15日、水浜広場の公民館にて、ジュウゴヤちょうちんまつりが開催されました。

今年は、池間中学校の中学生たちが実行委員会を組織、中心となって運営をおこないました。

18時からちょうちんコンテストへの受付が始まると、ぞくぞくとオリジナルちょうちんが集まってきました。
18時半、子どもたちによる爆竹がちょうちんまつり始まりの合図。

ちょうど東の空に、きれいな満月が上ってきました。

実行委員長の浜川華林さんのあいさつで幕が開きました。


この日は台風による強風を避けるため、残念ながら公民館内でちょうちんの展示と演芸会をおこなうことになりましたが、ちょうど雲が晴れ、見事な十五夜の満月を見ることができました。

・・子どもたちは爆竹に夢中です。
あたりが暗くなってきてから、ちょうちんに灯りが入ります。

ちょうちんがほのかに光りだすと、ジュウゴヤまつりの雰囲気がいっきに高まります。
たくさん並ぶととてもきれいです。

ちょうちんに灯りが入ったところで、舞台でちょうちんまつり演芸会が始まりました。

司会進行は、中学生の金城駿介くんと具志堅智希くんです。プログラムも実行委員会が組み立てました。
まずは、生き生き教室のおばぁたちの歌です。池間の主、また池間口バージョンの十九の春が披露されました。

中学生によるあまわり。
運動会に向けて毎日練習中の演目です。
恒例となった学童の子どもたちによるヤラビアーグ。元気いっぱいです。
井上三線教室の子どもたちによる三線と歌。

演芸の後は、いよいよちょうちんコンテスト投票と結果発表。

票を集計する間に、舞台では中学生による「ウドゥルキ・フキャギ大会」がおこなわれました。

フキャギの味当てクイズです。

当てたギャラリーの方へのプレゼントは、やっぱりフキャギ。

その間に、集計係はいっしょうけんめい計算します。

そしていよいよ結果発表。ちょうちんまつり参加者みなさんの投票によるちょうちんコンテスト最優秀賞(第1位)は、川上育子さんの作品でした(写真左)。

キラキラかわいく、そしてゴージャス。多くの票を集めました。

2位は勝連忠治さん(写真一番上)、赤い魚とモールの組み合わせがバランス良いです。3位は前泊貞喜さん、木製の灯篭型ちょうちん、美しかったです。
中学生実行委員による今年のジュウゴヤちょうちんまつり。屋内での開催となりましたが、みんながわいわいと楽しめるおまつりとなりました。

舞台音響を勝連シュウタさん、会場設営を老人クラブのみなさん、PTAによる屋台など、地域のみなさんが「中学生ががんばってるから」と集まり協力の輪が広がりました。

来年もすてきなジュウゴヤちょうちんまつりの開催が期待されます。

2016年9月13日火曜日

ジュウゴヤちょうちんまつりの準備

 もうすぐジュウゴヤちょうちんまつり。今年のジュウゴヤは9月15日(木)です。

ちょうちんまつりに向けて、今日の生き生き教室では、おばぁたちがオリジナルちょうちんづくりをおこないました。
前回組み立てたちょうちんの骨組みに、今日は色とりどりの紙を貼っていきます。

 ひとりにひとつのちょうちんづくり。色合わせも真剣です。
 さすが、カツオの島、池間島。

おばぁのこだわり。
 おばぁたちのかわいいへのこだわりはあふれるばかり。ちょうちんの頭にも飾りがたくさん。

個性が出ています。
それぞれジュウゴヤのイメージを表現したちょうちんの数々。どれもすてきです。
 願いを込めたメッセージカードもそえて。
 完成したちょうちんに灯りを入れてみました。

きれい!

ジュウゴヤが楽しみです。

(台風の影響が心配ですが・・)

2016年9月9日金曜日

カレンダー表紙の少年たちが登場

 2017年版池間島のカレンダー「バガンマリズマヌ暦―わたしのしまのカレンダー 池間島2017」が完成。

一般販売に先駆け、今年もミャークヅツの3日間、池間島の水浜広場にて特別価格で販売いたしました。

「えっ、この少年は!?」

見覚えが・・!


 そう、“かつての”少年たちがカレンダーの前で再会を果たしたのです。

写真の並びに合わせて。左側が石原智男さん、右側が玉寄淳さんです。二人とも昭和29年同窓生です。

今回のカレンダー、表紙の少年たちが「かわいい」ととても好評です。深く納得するお二人。
ミャークヅツの間、島の人、また島に帰ってきた人と多くの方にカレンダーを手に取っていただくことができました。ありがとうございます。

みなさんから「懐かし~、写真を見ることができて良かった」との声を聞き、うれしくなりました。
 写真を撮影者のひとり、民俗学者の野口武徳さんが池間島で当時下宿していた家の前泊サチヨ先生も来島。今回カレンダーには使用していないのですが、野口さんの写真には、学校の教員をしていたサチヨ先生やご家族の姿が多く登場するのです。

サチヨ先生の周りには大きくなったかつての教え子たちが集まって楽しそうにお話ししていました。
 風があまりなく暑い中、水浜広場臨時カレンダー販売所にみなさん足を運んでくださってありがとうございます。
クイチャーが始まるまで、ちょっと休憩中の様子。
威勢の良いクイチャーが始まりました。


今年のカレンダーが気になる方は・・・こちらのwebショップをチェックしてください。

2016年9月8日木曜日

すまだてぃだより42号を掲載しました

すまだてぃだより42号ができましたので掲載いたします。

○ミャークヅツ直前特集
○第5回池間島大演芸会
○ジュウゴヤちょうちんまつり
○池間大橋補強工事について
○池間島カレンダー販売お知らせ
○今月の行事

こちらからpdf版をご覧いただけます。

2016年9月7日水曜日

ミャークヅツがやってくる


 今年のミャークヅツが近づいてきました。今年の旧暦8~9月の最初のきのえうまは9月9日です。9・10・11日の3日間池間島ではミャークヅツが開催されます。

大主神社とムトゥのヤーへ続く道の清掃が行われています。
各ムトゥのみなさんも、ムトゥのヤーの周りの掃除に余念がありません。

今年は台風が一度も島に上陸していないせいもあってか、例年より雑草が多いとの声も。しかしどんどん掃除が進みうつくしくなってきました。
 ミャークヅツのお酒といえば、ミルク酒。ミルク酒やミルク湯を入れるための2合瓶や4合瓶の準備も着々と進められていました。

 水浜広場は、みんながクイチャーを踊る会場です。

気持ちよく踊れるようにと、ローラーがかけられています。
 こちらは水浜広場を飾る電飾の準備。
 線が切れているところを修復しています。
電飾のラインを広場に設置。車が引っかからないように、高い位置につなぎます。
 大主神社に参拝できるのは、ミャークヅツのときだけ。これは神社の入り口にたてる幟(のぼり)です。
大主神社の前に幟が立ち、各ムトゥのヤーの前にも幟やテントが立つと、いよいよミャークヅツがやってきたという雰囲気が感じられます。