2017年3月27日月曜日

ムズ(麦)の収穫

 3月27日、昨年11月に種を蒔いた麦の収穫をおこないました。実が入って穂が十分に重くなるのを待っていたのですが、ちょっと待ちすぎて、一足早くハトに食べられてしまった株が目立ちます。しまった!収穫のタイミングが難しいです。
 こちらは隣に植えたタラママミ(緑豆)の芽です。先月16日に種を蒔いたものです。
こちらは、上のタラママミと同じく麦の畝の間に蒔いたウツマミです。タラママミもウツマミも芽は出ているのですが、何かの虫に若葉を食べられています。葉っぱが穴だらけです。昨年はこのような被害はなかったそうです。

今年のマミ、無事育ってくれるといいのですが。

2017年3月23日木曜日

クバの芽が出ました

 昨年12月のはじめに種を採取して植えたクバ(ビロウ)です。
在来種の苗づくり

長いこと、なんの変化もありませんでしたが、今日芽が出ていることに気づきました。
よーく見ないと気づかないほどのまだ小さな芽です。植えてから約4カ月後の発芽となります。今後、大事に育てていきたいものです。
ちなみにこちらはクバのとなりで成長しているアダンの苗です。小さいけれど、もうすでにアダンの特徴であるトゲが葉のフチに生えています。

アダンは、葉をはじめ、根や幹、果実部分とかつて島の暮らしに余すことなく使われていた植物でした。海沿いに植えることによって自然の防潮堤でもあったという頼もしい植物です。

少しずつ植えて増やしていきたいですね。

2017年3月15日水曜日

池間小中学校の卒業式

 3月14日(火)、池間小中学校の卒業式がおこなわれました。少し肌寒い春の日でしたが、卒業生を祝うため、多くの人たちが集まりました。
小学校卒業生は4名、中学校卒業生は6名、合計10名がこの日卒業式を迎えることができました。卒業生のあいさつでは、家族への感謝、学校の先生方への感謝、そしてあたたかく成長を見守ってくれた地域の方への感謝が伝えられました。
卒業生が受け取る卒業証書は、半年ほどかけて、卒業生が自分たちでブー(苧麻)を刈り取り、漉いてつくった紙です。紙には1枚ずつ丁寧に証書の文言が清書されています。世界にひとつしかない卒業証書です。
 在校生が見送りました。特に中学校の在校生たちは、小中学校合わせて8年以上ともに同じ学び舎で過ごしてきた仲間です。卒業というひとつの区切りによる3年生たちとのお別れに涙がとまらなくなっている児童もいました。
式の後は特製のくす玉を卒業生10名みんなで割りました。
 卒業!
 おめでとう!!
この日の卒業式で感じられたのは、式に参列しているのが卒業生の家族に限らないことが示すように、子どもたちの日々の暮らしや成長に島のたくさんの人たちが関わっているということでした。
池間島全体は人口600名ほどという小さな共同体ですが、人が生活する上で、助けたり助けられたりする関係の人数は、とても多いのです!

巣立っていく卒業生たちもこの糧を栄養に大きく羽ばたくことができると思います。

2017年3月14日火曜日

すまだてぃだより48号を掲載いたしました

すまだてぃだより48号ができましたので、掲載いたします。

○池間小中学校卒業式
○大人の民泊来島
○わんぱく学童日記&生き生き教室通信
○新生徒会になりました
○歌謡コンサートのおしらせ

こちらからPDF版をご覧になれます。

2017年3月9日木曜日

2月21-22日の日程で大人の離島体験ツアーのみなさんが来島しました

 ちょっと曇り空の日、今年度3回目の大人の離島体験ツアーのみなさんが来島しました。
 今日の遠見台は北風が強かったです。しかし、池間の漁港が一望できました。昔はここ遠見台からカツオ船の入港を見張り、カツオ節工場に知らせていたといいます。
 ウイバラ部落跡は、最初に池間島にたどりついた人たちがつくったとされる集落跡です。ミャークヅツや島の聖域、大主神社のはなしを聞きました。
 冬は北風が回ってくると急にとても寒くなる池間島ですが、ブーゲンビリアの花はこの季節、道のあちこちで咲き誇っています。
 午後からは野草摘み散策とピザ焼きをおこないました。今回は野草に加えて、今宮古島で旬をむかえるトマトと島ニンニクがあります。香りが爽やかです。
 また、民家さんが持ち寄ってくれた貝も加わりました。浜で採取したとのこと。小さいけどダシが出てとってもおいしい貝です。野草のヌビー(ノビル)とも相性ばっちり。
 島からいただいた食材おどるピザが焼けました。60代のツアー参加者のみなさんからは「ピザは若い人の食べものだと思ってあまり興味がなかったけど、これはあっさりしていておいしい。これからは自分で作ってみたい」という声が聞かれました。
交流会では円をつくってクイチャーをみんなで踊りました。また池間島にぜひ来てくださいね。

1月19-20日の日程で大人の離島体験ツアーのみなさんが来島しました

前回に続き、2回目の大人の離島体験ツアー をおこないました。

今回は池間島には1泊2日のツアーです。

午前中は島内散策「アイキーミーディー(歩いてみよう)」です。まずはカツオ節工場跡を見学。
 かつてはずらりとカツオ船が並び、カツオ工場がひしめき合っていたナカマグス(仲間越・浜)に面した場所です。
 ナカマグスから遠見台へ。この日は冬の中日にあってめずらしく晴天で、手前にナカマグス、それから池間大橋、遠くに大神島が美しく見えました。
 遠見台からウイバラ部落跡、ムトヌヤー、ウハルズ神社前を島ガイドの解説を聞きながら散策。みなさん厳かな気持ちになったようです。
 午後からは、野草を摘んで集落を散策しました。西側の海に面したイースキンマのあたりでは、実が「マユガマ(猫)」に似ていることから、島でマユガマフサと呼ばれる海のほうれんそう(ツルナ)を摘みました。
 みんなで摘んだ野草は細かく刻んで、窯焼きピッツアにトッピングして味わいます。
 窯の中の温度は300度。ピザはトマトソースと野草、そして宮古島特産なまり節、チーズ、とシンプルです。野草の複雑な苦みや香りを味わいます。
 昔懐かしい!?参加者のみなさんが薪割りを楽しんでいます。
 全部色は同じに見えますが・・。長命草、ヤチューサ、トゥルナ、ツバスクース、バンツギー、ツルムラサキ、アカバージュ―、ウイキャウ、ンギャナ、ヌビー、そしてマユガマフサ…と種類も盛りだくさん。それぞれ香りが違います。
交流会では、みんなでつくった野草ピザをはじめ、民泊民家さんが持ち寄った腕によりをかけたごちそうを囲んで話が盛り上がりました。池間島ミャークヅツ名物「ミルク酒」も登場。最後はたのしくミャークヅツのクイチャーを踊って会場が一体となりました。