3月14日(火)、池間小中学校の卒業式がおこなわれました。少し肌寒い春の日でしたが、卒業生を祝うため、多くの人たちが集まりました。
小学校卒業生は4名、中学校卒業生は6名、合計10名がこの日卒業式を迎えることができました。卒業生のあいさつでは、家族への感謝、学校の先生方への感謝、そしてあたたかく成長を見守ってくれた地域の方への感謝が伝えられました。
卒業生が受け取る卒業証書は、半年ほどかけて、卒業生が自分たちでブー(苧麻)を刈り取り、漉いてつくった紙です。紙には1枚ずつ丁寧に証書の文言が清書されています。世界にひとつしかない卒業証書です。
在校生が見送りました。特に中学校の在校生たちは、小中学校合わせて8年以上ともに同じ学び舎で過ごしてきた仲間です。卒業というひとつの区切りによる3年生たちとのお別れに涙がとまらなくなっている児童もいました。
式の後は特製のくす玉を卒業生10名みんなで割りました。
卒業!
おめでとう!!
この日の卒業式で感じられたのは、式に参列しているのが卒業生の家族に限らないことが示すように、子どもたちの日々の暮らしや成長に島のたくさんの人たちが関わっているということでした。
池間島全体は人口600名ほどという小さな共同体ですが、人が生活する上で、助けたり助けられたりする関係の人数は、とても多いのです!
巣立っていく卒業生たちもこの糧を栄養に大きく羽ばたくことができると思います。
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