2017年5月27日土曜日

シマ学校「うながやーやーのみそづくり」

 5月27日(土)14時より、シマ学校「うながやーやーのみそづくり」を開講しました。
まず最初に、仲原ソヘ子さんにみそをつくるときに大事な池間言葉のおまじないを習いました。
タウテー ウフユバイ ンスゥーシミー カギユーインカイユー ンスゥーカナーシミー フィーサマティー
むずかしい!
 生き生き教室のおばぁたち、学童の子どもたち、それから伝統的な島のみそづくりに興味のある人たちが集まり、参加者は全員で70名ほどになりました。にぎやかです。
今回のシマ学校のレジュメです。 池間島のカウズ(麹)づくりとンスゥ(味噌)づくりについて、写真入りで解説しています。
 前日に水につけておいて、当日朝から薪の火で炊いている大豆です。この日は4~5時間ほど煮ました。
おばぁたちによると、指で押してみて、豆がツルッと飛ばず、ふにゃっと潰れるぐらいが、味噌作りにちょうどいい固さとのことです。
 こちらは先日山城美枝さん家で仕込んでいた麦麹です。「あおあおとしていて、いい感じ」と美枝さん。青くてフワフワの麹がたっています。
 茹でた大豆をムシロに広げ、温度を冷ましてから、麹を振りかけていきます。
 大豆と麹をよく混ぜ合わせます。
 混ぜ合わせたものを臼に入れて、いよいよ杵で搗きます。このとき塩も入れます。
 子どもたちは交替しながら搗きました。
 参加者みんなで力を合わせて、大豆15キログラムを搗きます!

搗いて滑らかになってきたら、冷ました大豆のゆで汁と泡盛を混ぜたものを入れてまた搗いてなじませます。ほどよい固さになったら甕に詰めます。
 杵搗きを応援する歌や踊りも重要です。伊良波スミ子さんがザク(櫂)を持って踊り、応援します。ちなみに明後日はヒャーリクズ(ハーリー、海神祭)です。

 子どもから大人まで、たくさんの人がみそを搗きました。おいしいみそになりそうです!

 甕に塩を擦りこんで、搗いたみそを詰めます。詰め終わったら表面にまた塩を振ります。蓋をして、半年ほど置き、熟成を待ちます。開封が楽しみですね。

 この日は、みそつきユーイということで、野草ジューシーと豚のみそ炊き、モズクてんぷら、アーサとゆし豆腐のおつゆを用意しました。集まって作業した人をお互いにねぎらって、みんなで食べました。豚のみそ炊きのみそは去年つくったみそをつかっています。
 今日仕込んだみそが食べられるようになる秋ごろ、みそ甕を開封するときに、また集まって、新みそ祝いの豚汁を食べましょうね~

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