2017年6月17日土曜日

6/15~17の日程でうるま市立具志川小学校の5年生が来島しました



6月15日~17日の2泊3日、沖縄県の離島体験交流促進事業でうるま市立具志川小学校の5年生41名が来島しました。この事業での沖縄県の子どもたちの受け入れは今年で7年目です!

子どもたちを迎える民家さんも、高校生の修学旅行とは一味違った池間島ならではのプログラムや、元気いっぱいの沖縄の子どもたちと過ごす3日間に気合が入っています。

初日は、離島振興総合センターにて入島式を行った後、子どもたちだけで池間島集落内を探検し、民家を目指して歩く「池間島シールラリー」が行われました。
ちょっとした山道を登って遠見台を目指す女の子グループ。

こちらのグループは、オハルズ御嶽を目指してやってきました。池間島の神様に、どんな願い事をしたのでしょうか。

こちらは、ちょっとわかりにくい場所にある「マツヌブー」という浜。島の方々に道を尋ねながら、どのグループも無事にチェックポイントにたどり着き、すべてのシールを集めることができたようです。このときは小雨が降ったりやんだりのぐずついた天気でしたが、そんなことは気にせず、元気いっぱいに集落内を走り回って民家を目指していました。

翌日は、池間島のまわりをサバニを漕いで約半周するというチャレンジングなプログラム、「池間島スゥーニ・マーイ」。
当初は、北側のフナクスから出発して、島の東側を航海し、オハマで乗り継ぎ池間大橋をくぐって水浜に到着、というコースを予定していたのですが、この日はめずらしく北東の風が強く、急遽島の西側を航海するルートに変更しました。

「ハート岩」で有名になったイキヅーに集合し、船の漕ぎ方を習ったあと、航海安全を祈願して池間小学校5・6年生10名が「スタンバイ」を披露してくれました。離島体験に池間小学校の子どもたちが参加・・・・!?
そうなんです、今回はなんと、具志川小の5年生と池間小の5・6年生が一緒に体験プログラムに参加して交流を深める、という念願の企画が実現しました。

前半の3グループがサバニに乗り込み、イキヅーを出発します。目指すは集落近くのスキンマヒダ。残りの3グループは、出発を見送った後スキンマヒダまで移動して船の到着を待ちます。

スキンマヒダでは、後半グループが見守る中、遠くのほうに小さくサバニが見えてきました!

スキンマヒダに到着。距離にして1.5kmほどですが、20分もかからずあっという間に到着です。
ここで、後半グループと漕ぎ手を交代して、今度は水浜を目指します。

スキンマヒダから水浜までは、集落の堤防沿いを漕いでいきます。陸からも、3隻のサバニが航海していく様子が見えるので、道を歩きながら応援したり、通りすがりのオジイやオバアたちが応援に駆け付けてくれたりして、みんなで見守ります。

水浜にもどんどん観客が増え、たくさんの人が応援にあつまりました。みんなが見守る中、、、

一番乗りでゴールしたのは、池間小5・6年生チームでした!島の行事、ヒャーリクズでも、沖に出で行う船漕ぎ競争に参加できるのは中学生からとなっているため、今回参加した小学生ははじめての長距離航海でした。この日のために、学校のプールで櫂さばきの特訓をしてきたという池間小チーム。具志川小の子どもたちには負けられないと頑張ったのだそうです。

その後、残りの2隻も無事に水浜に到着。どのチームも、船漕ぎの冒険を楽しんでもらえたようです。

あっという間に到着したので、その後水浜で船漕ぎ競争も行いました。そこでも優勝は池間小チーム。来年のヒャーリクズからは、小学校高学年も船漕ぎ競争に参加できるようにするとのことです。

船漕ぎを終えて、参加した全員に「完漕証明書」が手渡されました。

裏面には、池間島の地図と、当初漕ぐ予定だったルートが印刷されています(今回漕いだのは島の西側)。

最後に、サバニに乗ったチームごとにスイカ割りをして食べて、

盛りだくさんのプログラムとなりました。

また、今回は民家のみなさんや島の方々によって、お祝いにはかかせない「豚の味噌煮」を炊き出ししてもらい、みんなで昼食に食べました。

こちらのテーブルには、池間小、具志川小の子どもたちが一緒に座って食べています。

民家さんも、池間小の先生も一緒に。

警戒船を出してくださった漁師さんや、陸から応援してくださった島の方々など、本当にたくさんの方々の協力でできた「池間島スゥーニ・マーイ」でした。また機会があれば、今度は別のルートで航海するプログラムをやってみたいと、評判も上々でした。

あっという間に最終日。盛りだくさんの2泊3日で、民家のみなさんともたくさんの思い出を作ってくれたようです。
離村式では、子どもたちが素敵な歌とことばをプレゼントしてくれたのですが、、、

民家さんは涙ぽろぽろです、、、。

さらに、子どもたちから寄せ書きのプレゼントもあり、

いろいろな思いがこみあげてきます。

「またくーよー(またきてね)」「いきーくっどー(いってきます)」で子どもたちを送り出しました。

お別れはいつも涙・涙になってしまいますが、これも中身の濃い体験・交流ができたからなのでしょう。また訪ねてきてくれることを民家さん一同お待ちしています。

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