2018年4月12日木曜日

シマ学校〜いけまふつを話そう〜を開講しました


今年度第1回目のシマ学校は、池間小学校の総合的な学習の時間に合わせて開講しました。小学校3年生〜6年生の14名が参加し、池間のオバアたちが先生となって、今回は「いけまふつ(方言)を話そう」をテーマに行いました。


まずは、生き生き教室のオバアたちが作った池間方言かるたを一緒にとることからスタート。このかるたは、生き生き教室のオバアたちが、去年1年間かけて池間の言葉を集め、絵札を描いて手作りしたものです。読みふだは全ていけまふつ(方言)です。

子どもたちは瞬発力を発揮して、すばやく札を見つけてとっていました。しかし、「いきまずまあ ふぁいみゃーすずま(池間島は食べる物に困らない島だ)」「いんとぅ まゆぬ ふたあい(この二人は犬と猫の仲(仲が悪い))」など、同じ「い」でも何種類も札があったりして、言葉の意味がわからないとすぐにお手つきしてしまう、という難しさもあります。


その点、オバアたちは着実に言葉の意味する絵札をとっていました。

瞬発力と直感でかるたとりをした後は、自分の気に入った絵札を選んで、その読み札の言葉と意味をオバアたちから教えてもらって調べました。


意味不明だったかるたも、短いフレーズの言い回しとその意味がわかるようになると、絵札がぐっと身近に感じられるようになります。


最後に、一人ひとりいけまふつで自己紹介をしてから、自分が教えてもらった札の意味を発表しました。
オバアたちと一緒にかるたで遊びながら、いけまふつが自然と身についていったら、こんなに面白いことはありません。もっと練習をして、かるた大会をやりたいという声も聞こえてきました。

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