2014年3月3日月曜日

1960年代ごろまで活躍していた石臼が復活しました。

高齢者の経験や生活の知恵を記録にとどめ、そこから次世代へ引き継ぐべき島の宝物を再発見していく「アマイ・ウムクトゥ・プロジェクト」では、暮らしに欠かせない道具の復活・見直しもとても大切な作業です。
先月、島のおばあから長い間倉庫で眠っていたという石臼を譲っていただきました。鉄芯が錆びて朽ちていたり溝が消えかかっていたものを、島の石大工さんに修理してもらいましたので、早速大豆を挽くテストを行ってみました。

臼を回す方向やリズム、水の差し加減など、実際に臼をまわしてみないとわからない”コツ”が多々あるようですが、石臼として立派に使用できます。
(石臼をタライの上に乗せる際に、タライに十字に渡す「ガディギー」とよばれる木製の道具は現在復元中のため、代用品を使用しています)


来週の「シマ学校」では、高齢者のみなさんと一緒にこの石臼を使って「ゆしどうふ」を作りながら、生活の知恵や、石臼で挽いて作るものなどの話題を掘り進めていきたいと思います。

写真は、本日のテストで挽いた大豆の豆乳からつくったゆしどうふ。

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