2014年4月17日木曜日
学童の子どもたちと一緒に「フキャギ」づくりに挑戦しました
本日の学童保育は、幼稚園生3名、小学校1・2年生3名が遊びにきてくれました。
今日は、今週末の「シマ学校」でとりくむ予定の「フキャギづくり」の実験をするため、学童の子どもたちと一緒に石臼で挽いてつくる方法に初挑戦します。
この石臼は、先日のとうふづくりに続いて2台目を修理していただいたもの。臼としてちゃんと使えるかどうか、さっそくテストしてみました。
もち米とサーミ米(うるち米)を3:1の割合で混ぜあわせ、5時間ほど吸水させたものを水と一緒に石臼に入れ、臼をまわして挽いていきます。
幼稚園生の3名も興味深々。重い石臼を一生懸命回してくれました。
慣れてくると、自分たちでかわるがわる臼を回し始めました。勢いよく臼をまわすと、真っ白な汁が出てきます。
4合の米を、約30分ほどで挽き終わりました。
石臼でひいた汁を、今度はキャラコの袋に入れて絞ります。
石臼を重石にして、20分ほど水切りをしました。目安は、みみたぶの固さになるまで。
袋から出して、手でこねます。
オバアたちは、片手でこねながら、握るようにして細長い形のフキャギをつくるのだそうです。フキャギとは、ジュウゴヤ(旧暦8月15日)やお祝いのときに必ずといっていいほどつくられている伝統的なおやつで、細長い形をしたもちに炊いた黒いアズキがまぶしてあるというもの。今日は、どんな形でもいいよ~ということで、子どもたち、夢中になっております。
いろんな形のフキャギができてきました。
子どもたちが思い思いのかたちに丸めたフキャギを、学童担当のけんちゃん先生が沸騰したお湯でゆでてくれています。
ゆであがったもちに、黒糖の粉をまぶします。(さっそくつまみ食いしている子もいますね)
オバアたちから教えてもらったフキャギは、「黒アズキを炊いた煮汁でゆで、ゆであがったもちにアズキをまぶす」というもや、「お湯でゆでただけの白いもち」というものでした。白いフキャギは、砂糖をまぶして食べたり、天日に干してからぜんざいや味噌汁に入れて食べた、というお話しも聞きます。
出来上がったフキャギは、さっそくきゅーぬふから舎のオバアたちにも食べてもらいました。オバアたちの評判は上々。島の子どもたちが一から作ったフキャギにとても喜んでくれていました。
最後にみんなで記念撮影。
いけまの学童では、これからも島の暮らしや自然、島の高齢者たちとかかわりながら、池間島の宝物をたくさん発見できる子どもたちを地域ぐるみで育てていきたいと思います。
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