2015年4月20日月曜日

第12回シマ学校「サニツを楽しむ」を開講しました


サニツ(旧暦3月3日)の1日前にあたる日、今年度初のシマ学校が開校しました。今回は、海が大好きな高齢者と、島の子どもたちが一緒にサニツの楽しみを共有しようと、一足早く潮干狩りに出かけました。


講師は、下地美代さん。大潮には、かならずと言っていいほど海へ行き、タコや魚をついたり、どっさりと貝を獲っていたというほどの海好きです。
サニツの日には、浜に下り、「ミナンガハナ」といって、打ち寄せてくる波を3回すくって手足や顔を洗い、体を清める風習があるということも教えてくださいました。


池間大橋の付け根から東側にいったところにある「ミスバイ」という浜で、さっそく獲物をさがします。
参加した幼稚園生たちも真剣に貝を探していました。


岩の隙間に埋まっているシャコガイは、「ンープラ」と呼ばれる道具を使って取り出します。


この浜は、潮が引いてもあまりリーフがないため、大きな貝やサザエなどはいませんでしたが、ティラジャ(マガキガイ)、ニグー(ヒメシャコガイ)、ヌサ(レイシガイのなかま)、イモガイのなかま、アワビ、を見つけることができました。(潮干狩りの収穫としてはかなり少ないほうだそうです)


天候がすぐれないなか、(各自の潮干狩りに出かけた方もおり)少人数でのシマ学校となりましたが、幼稚園生たちにとってははじめてのシマ学校を楽しんでもらえたようです。
今年度も、シマの知恵や技術を次の世代に受け渡しできるような場として継続できるよう、「シマ学校」の企画を練っていきたいと思います。

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