昨年、池間島で開催した「琉球弧アダンサミット」では、池間小中学校の児童生徒のみなさんが総合の時間に研究したことを報告してくれました。島の暮らしを支えたもののひとつがアダンであった、ということを、年長者の方からの聞き書きや実証実験を通して自分たちで確かめてみるという調査報告は、大人たちからも大変好評でした。
今年もその研究を引き継いで、アダンという植物に着目した学習を進めようと、小学3年生~6年生の総合的な学習の時間に取り組み始めています。
1回目の授業となった今回は、まず、アダンってどんな植物だったっけ・・・?ということを思い出しながら、グループ毎に絵をかいて発表してもらうことからスタートしました。写真や実物は見ずに、憶えているかぎり具体的に絵を描きます。さすがに、普段からよく観察している(幼稚園時代からアダンに触れる活動をしてきた)だけあって、特徴をしっかりととらえた絵を描いていました。
生物学的には1種類とされているアダンですが、島のお年寄りの方々は「石」と「水」と2種類のアダンがあると言い、きっちりと見分けて使い分けもしています。こんなところにも注目しながら、まだまだ分からないことがたくさんあるアダンについて子どもたちと一緒に調べていきたいと計画しています。
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