2018年6月28日木曜日

シマ学校~うながやーやーのみそづくり~を開講しました


6月のシマ学校は、毎年恒例となってきた「みそづくり」です。昔ながらの方法で、麹を立てるところから臼ときねでついてカメに仕込むまでを手作業で行います。
池間小学校3年生~6年生の子どもたちが、総合学習の時間を利用して参加し、生き生き教室のおばあたちと一緒にみそつきを行いました。


まずは、炊いておいた15kgの大豆を、むしろの上に広げて冷まし、作っておいた麦麹を手でよく混ぜます。


そして、升で6杯分計って臼に入れ、3人で息を合わせてきねでつきます。が、シマ学校をはじめてから5回目のみそつきとなる今回、はじめて問題が発生しました。使用した豆が古かったためか、何時間炊いても「指でつまんで潰れるくらいまで柔らかく」炊くことができなかったのです。そのため、杵でついてもなかなか豆が潰れません。


見かねたおばあたちがかわるがわるついても、やはり豆の粒が残ってしまいます。


幼稚園生の頃から毎年みそづくりに参加してきた4年生。きねでつくのも上手になっていました。唄をうたいながら、みんなで頑張りました。


1時間近くかかって、ようやく1回目の臼がつき終わりましたが、まだまだ大量の豆が残っています。仕方なく、今回ばかりは機械の力を借りることとなりました。
豆と麹を混ぜ合わせたものを、ミンサーにかけて粗くつぶしてから、臼に入れて塩と一緒につきます。よく混ざったら、冷ました豆のゆで汁に泡盛を少し加えたものを入れて手でこねて、みみたぶくらいの固さに調整します。

最後に、団子状に丸めてカメに入れ、上に塩をふってふたをします。なんとか、カメ2つ分の味噌を仕込むことができました。オバアたちの言う通り、豆を指でつまんだ時に「ポンッ!」と飛ばずにつぶれるくらい柔らかく炊いておく、ということが重要だとあらためて学びました。
今回仕込んだ味噌は、6カ月ほどしたら食べれるようになるそうです。途中で何度か手を入れてかき混ぜながら、出来上がりを楽しみに待ちたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿