2014年9月18日木曜日

池間島の伝統漁法「石巻き落とし漁体験」を行いました


うるま市立与那城小学校の子どもたち113名の離島体験2日目は、「石巻き落とし漁体験」です。
「石巻き落とし漁」は大正13年(90年前)に垣花の漁師が伝えたとされる漁法で、池間島では今なお主要な漁法として営まれています。漁師たちの経験と技術がものをいうこの漁法の魅力を体験してもらうために、今回はじめてプログラムとして取り入れてみることにしました。


7隻の船に分乗し、それぞれの船にベテランの漁師さんに同乗していただきました。さっそく石巻き落とし漁の実演をしてもらいます。


針に餌を付けたものをおもりの石にぐるぐると巻きつけて、魚がいる場所を狙って石を落とし、海底で石を振るい落とします。


釣竿もリールも使わず、糸と針、石だけをつかって、深海50~300mの底ものを狙うという漁法。シンプルな漁法だけに、指先の感覚や経験・技術がたよりです。
子どもたちも興味深々でおじいの漁を見守ります。


見事、石巻落とし漁でアカディン(子ども)が釣れました。
初めての試み池間でしたが、島の漁師たちの海の知識と経験・技術を肌で感じてもらうことができる体験プログラムになりました。

そのほかにも、同時にサビキ釣りでグルクンやキツネウオ、ミーバイ、オヤビッチャなどなど大量の魚が釣れていたようです。


どの船も大漁をしてきたようで、釣った魚は民家へ持ち帰り、さっそく魚さばきを行います。この魚は、から揚げや煮つけに料理して、夕方からの交流会に持ち寄り、みんなでおいしくいただきました。

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