2014年11月20日木曜日

次回のシマ学校にむけて「麦こうじ」を立てています


11月のシマ学校では、「うながやーやーのみそづくり」(自分自分の家の味噌作り)を計画しています。そのために、今日は味噌仕込みに欠かせない麹(こうじ)の準備を行いました。
教えてくださったのは、山城美枝さん。池間島で麹立てから味噌作りを続けている最後の一人です。この貴重なアマイ・ウムクトゥを、この場でも少しだけご紹介します。

まずは、赤麦2kgを木臼でついて(120回くらい)、殻をとばし、水で炊いてから天日で一気に干して乾燥させます。


十分に乾いたら、今度は汲んできた海水に浸します。水分を切って、たんすの引き出しに敷いたレインコートの上に広げます。
この「たんす」や「レインコート」は、美枝さんの工夫で麹を立てるときに毎回使っているものだそうです。


池間島のおばあたちから、むかし味噌づくりの麹を立てていた頃のお話を伺うと、必ず登場するのが「ススキの葉」。
現在、美枝さんは、農薬や除草剤が使われていない場所から選んで葉を採ってきているそうです。


ススキの葉を麦の上に広げ、レインコートでしっかりとくるんでからタンスにしまいます。
タンスの中で寝かせ、うまくいけば、1週間~10日で黄緑色~深緑色のふわふわとした麹が立ってくるそうです。

次回シマ学校は、11月29日(土)13:00~離島振興センターにて開講します。
美枝さんの麦麹を使い、木臼で味噌をつきながら、うながたまたまの味噌作りのお話をお聞きしていきたいと思います。

関心をお持ちの方は、ご連絡の上ぜひご参加ください。

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