2015年1月16日金曜日

1/14~16の期間、兵庫県立西宮南高校の生徒のみなさんが来島しました。


1月14日~2泊3日の日程で、兵庫県立西宮南高校のみなさんが民泊にやってきました。今年度最後の民泊受け入れです。
1月はキビ刈り・製糖の最盛期ということもあり、家業体験ではサトウキビを栽培している民家さんと一緒に、しーとぅーやー(砂糖屋)体験に挑戦しました。


6軒の民家さんが、それぞれ畑で刈り取ってきたサトウキビを持ち寄り、きれいに洗ってから汁を絞ります。


電動のサトウキビ絞り機に通すと、固いキビの幹からジューシーな汁がどんどん出てきます。
今年は特に糖度が高くできたようで、しぼり汁をそのまま飲んだ高校生は「甘い!!」と驚いていました。


約45Lほどの汁を絞ったところで、大鍋に移してまきで炊いていきます。

昔、かつおぶし工場を経営していて、砂糖もつくっていたという寛雄オジイ(95歳!)の指導で、灰汁をとりながら、ぐつぐつと煮詰めること約3時間。最初は緑がかった黄土色だったしぼり汁が、ミルクチョコレートのような茶色になっていきました。


砂糖を炊いていると、子どものころに池間島にあった製糖工場で「アミジャタ」をもらって舐めていた、というおじさんたちがどんどん集まってきました。「アミジャタ」といって砂糖が固まる前の水あめのような状態のものを、さとうきびに巻き取って、それを学校帰りにおやつとして食べていたのだとか。
「もう飴になっている」だとか「もっと煮詰めなくちゃ」だとか、いろいろと言っています。


こんな具合に煮詰まってきます。湯気は甘い匂いがします。


紆余曲折のすえ、煮詰まった「アミジャタ」をさとうきびに巻きつけて、みんなで舐めて帰ることができました。ほとんどの民家さんが、自分たちで砂糖をつくるのははじめて、ということで、「しーとぅーやー」体験初挑戦となりましたが、民家さんたちが一番楽しんでいたものと思われます。
高校生たちにとっても、思いでに残る体験となったのではないでしょうか。

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