2014年6月18日水曜日
6/18~20の日程で名護市立東江小学校の離島体験受け入れを実施しました①
名護市立東江小学校の5年生86名が、2泊3日の日程で池間島の暮らしを体験しにやってきました。
修学旅行とは異なる「沖縄県離島体験交流促進事業」では、沖縄本島の小中学生(今年度は51校だそうです)が、それぞれ沖縄県の離島に派遣され、離島地域の文化や暮らしを学ぶと同時に、離島の子供たちとの交流、離島地域内の活性化を目指して行われているものです。池間島では、平成23年から受け入れを開始し、今年で4年目になります。
この事業は、受け入れ側の離島にとっては新しい体験プログラムを作ったり、たくさんの島人を巻き込んだプログラムを実施できる貴重な機会。池間島でも、準備にかなり気合が入っています。
今回は、21軒の民家さんが受け入れをしてくださいました。離島振興総合センターで入島式を行った後は、恒例の「ウォークラリー」です。
池間島の文化(植物やあそび、ミャークヅツ)や歴史、神事、カツオ漁などに関係する場所をチームでまわり、各ポイントで出される指令書に書かれたクイズや暗号を解きながら、宿泊先の民家を目指していきます。
こちらのチームは、出題されたクイズを解くためにきゅーぬふから舎のおばあに一生懸命質問している様子。
次に進む場所は・・・?
こちらは、「ナカマグス」という浜にたどり着いた子供たち。航海安全と豊漁を願う神願いが行われる大切な場所であることを教えてもらっています。
山道を抜けると、「ナカマニー」という拝所にたどりつきました。元司母をされていたおばあが、池間島の神様について教えてくれています。
オハルズ御嶽の神様にもあいさつ。
ミャークヅツが行われる「水浜広場」という場所を島の人たちに教えてもらいながら進むと、はっぴを着たおじいが待っていました。
ミャークヅツってどんなお祭り?4つのムトゥとは?島の伝統行事について教えてもらっています。ここでも次の指令書が手渡されました。
今回のウォークラリーは、東江小学校の子供たちだけでなく、池間小と池間幼稚園の子供たちも全員参加して、同じコースをまわりました。島の子供たちでも、知らないことがたくさん・・・!
このチームは、池間の人々の暮らしとかかわりの深い「アダン」の様々な使い方を調べ、アダンの実を手にいれてから、アダン葉でつくる金魚の作り方を習ってきたところです。
すべてのポイントをまわり指令書が揃うと、民泊する家の場所と合言葉が出てきます。
このウォークラリーでは、次に進む場所も、クイズの答えも、島の人に教えてもらわなくてはわからないため、いかに多くの島人に声をかけられるかが勝負になるという仕組み。民泊に関わっていない島の人々にも協力していただき、池間島総出のイベントとなりました。
ウォークラリーが終了した後、この日の夜は東江小学校と池間の子供たちの交流会が行われました。夕食は民家さんの持ち寄りです。
東江小学校からは、学校や地域の紹介のほか、運動会が近いということで練習中の組体操やダンスを披露していただきました。
池間からは、池間小中学校校歌遊戯を全員で披露。
幼稚園生から民泊受け入れ民家のおばあまでみんなが一緒に踊ることができます。
最後は全員でミャークヅツのクイチャーを踊りました。
1日目のプログラムはこれで終了。明日は池間の漁師体験です。
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