2014年6月20日金曜日

6/18~20の日程で名護市立東江小学校の離島体験受け入れを実施しました②


名護市立東江小学校の離島体験受け入れ2日目。
今回は、池間漁協主催のプログラムということで、島の漁師たちと一緒に池間の海で釣り体験+自分たちで釣った魚をさばいて食べるという新しいメニューに挑戦しました。
まず、池間漁協組合長から池間の漁師たちがどのような魚をとっているのかを紹介。手に持っているのはハマフエフキ(池間名:タマビ)です。


船に乗る前に、各船の船長と一緒に釣りのしかけづくりも体験しました。キツネウオ(池間名:サダミ/女子高生)を釣る用の針をテグスに結び付けていきます。船長がやるととても簡単そうに見えますが、実はとても細かくて技術が必要です。


釣りのしかけができると、早速船に乗船して出港します。今回は、沖釣り体験のために9隻の遊漁船の船長さんが船を出してくださいました。遊漁船といっても、みなさん本業は漁師ですので、池間の海や釣りにかんしてはプロ中のプロ。それぞれの船に分乗して、いざ海へ!


出港前のこどもたち。まだまだ元気いっぱいです。


沖に出ること約1時間。風もなくおだやかな潮でしたが、初めての乗船&沖釣りで船酔いも続出したようです。ふらふらになりながらも、釣りの結果は上々でした。
港に帰ってきた船から、その場で魚のうろことりや内臓の処理などを体験します。


当初、グルクンやサダミを釣ってくるよていが、こんな大物も釣り揚げてきたようです。


魚は、うろこと内臓をとったあと、火が早く通るように背開きにします。魚をさばく包丁が危なっかしいですが、これも体験です。
釣りも、丸のままの魚を触るのも初めて、という子どもたちが多かったのですが、この日はほとんど全員が自分で魚をさばくという体験をしました。


さばいた魚に小麦粉をまぶしつけ、大なべで揚げていきます。


骨までからっと揚がったグルクンのから揚げ。揚げたてのアチコーコーをいただきます。


自分たちで釣った魚のからあげと、魚汁、おにぎりがこの日の昼ごはんになりました。
池間島の海と、この海で暮らしてきた漁師の知恵や技術を、五感で感じてもらうことができたのではないかと思います。

離島体験3日目。あっという間にお別れの日がやってきました。
ここでご紹介したウォークラリーや島の漁師体験のほかにも、子どもたちは民泊先のおとーやおかー、オジィオバァたちと一緒にいろいろな体験をしてきました。2泊3日と短い期間でも、家族のようにあたたかく迎えられ、密度の濃い時間を過ごしたのでしょう。


お世話になったオバアとのおわかれに、泣き出してしま子どもたちも。
離村式では、「大きくなったらまた帰ってきて、お世話になった民家さんに恩返しがしたいです」と感想を話してくれました。


最後は民家さん全員でバスを見送ります。
島をあげて子どもたちを迎え、島のくらしをまるごと体験してもらう。離島体験の子どもたちを受け入れるたびに、島の内部でいろいろな連携が生まれ、少しずつではありますが島が元気になっていっているような気がしています。
最後になりますが、ご協力いただいたすべてのみなさま、どうもありがとうございました。

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