一日目のプログラムは、自分が泊まる民家探し&シールラリーです。
池間島の集落中をチェックポイントを回ってシールを集めながら散策します。
今回のシールは池間島の野草や海産物で、写真とともに“池間言葉”も書かれています。
シールをぜんぶ集めると、池間島ならではの食文化について詳しくなるというものです。
このシールラリーの情報は、二日目の体験「ワイルドキッチン―池間島野のごちそう」につながるのです。
さて、二日目の朝は9時に離島振興センターに集合。
池間島の食材をふんだんにつかったピザとカレーを作ってお昼ごはんにします。
カレーの具は、玉ねぎ、ヒー(にんにく)、マンジュウ(パパイヤ)、ゴーヤ、ナス、ンギーヌハ(サツマイモの葉)・・・そしてマズムヌイカ(セーイカ)とサバ(サメ)です!
食材集めのグループ、たき火のグループ、調理のグループとまずは分かれて行動。
写真手前がカレーづくりの鍋、奥に見えるのがピザを焼く窯です。
たき火グループ、煙とたたかって火の番をします。
食材の準備が整ったら、各グループごとにピザの生地をこねます。
よーく捏ねると、モチモチの食感になります。
さあ、300度になった窯に入れると、数分で焼けてきます。
ピザの具は、トマトソースに野草をたっぷり、アウキャ(アオリイカ)、とチーズ。シンプルな組み合わせで、アウキャの甘さと野草のほろ苦さ、香りを味わいます。
野草は、ヤチューサ(ヨモギ)、ウイキャウ(ウイキョウ)、ワーガマジュー(長命草)、ツバスクース(ヒハツモドキ)、ニガナ、ニンジンモドキ・・・といろいろたっぷり。
アツアツの焼きたてピザとカレーをいただきます!
ピザのお皿も自分たちで採取してきたバナナの葉です。サニン(月桃)の葉のグループもありました。ピザを食べるのにとても便利。
島の食材を集めて、みんなでつくったごはんの味は格別。おかわりもしてたくさん食べました。
ごはんの後は、民家さんと家業体験がまっています。
あっという間の2泊3日。すっかり民家のおじさん、おばさんと仲良しになった子どもたちでした。
離島式では、子どもたち全員ですばらしい合唱を披露してくれました。コーラスのうつくしさと、楽しく過ごした時間と別れの寂しさがこみあげてくるのとで、涙をうかべる民家さんが続出しました。
最後に子どもたちが感謝のお手紙をそれぞれお世話になった民家さんにプレゼントしました。
ひとりひとりのメッセージに民家さんの顔もほころびます。
バスに乗る前に、最後のお別れの時間、民家さんと握手したりハグしたり。
「また遊びに来るね」という言葉が笑顔とともに飛び交う中、みんなで号泣している女子のグループもいました。
子どもたちの涙を見ると、民家さんも泣けてきてしまうようです!
2泊3日ほんとうに楽しい時間を共有できたことが伝わってきました。
7月の予定だったのが台風のため今回の10月に延期した城前小学校の民泊。
離島式にて、校長先生が「まだ池間島にいたい人、帰りたくない人ー」と子どもたちにたずねると、みんなが「はーい!」と勢いよく手を挙げてくれたのがうれしかったです。
みんなで島を散策したことや、薪を焚いてごはんをつくったことなどを思い出して、また遊びに来てくださいね~
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