2012年10月8日月曜日

民泊受け入れの準備をすすめています。

10月にやってくる修学旅行生の民泊受け入れについて、1軒ずつ打ち合わせをして歩いています。

10月は3つの高校が連続した日程で島を訪れるため、10月14日~19日のあいだ、民家さんは息をつく間もなく民泊を受けていただかなくてはならないのです。
そこで、今回は沖縄大学や沖縄看護大学など、福祉系・看護系の学部から学生さんたちがサポートボランティアとして参加し、高齢者家庭の民泊をお手伝いしてくださることになりました。
布団の上げ下ろしや寝具の洗濯など、高齢者にとっては重労働になる部分をサポートしてもらおうという試みです。


今回はボランティアを派遣しようかと提案に行きましたが…
仲原ソヘ子さん、81歳になりますが、サポートなしでも大丈夫!とおっしゃいます。島の高齢者はいくつになっても元気で、人の手を借りずになんでもこなすのです。

余談ですが、テーブルの上のお菓子、てんぷら、果物にもご注目ください。
島で民家さんを訪ねると、次から次へと食べ物が出てきて、「これ食べれ、これ持って行け」と勧められます。これもまた、もてなし好きな島人のよいところです。


こちらは、島の暮らしとして農業体験をお願いしている仲間きみこさん。
ちょうど今の時期は「島らっきょう」の植えつけを行っているそうです。修学旅行生にも島らっきょうの植えつけや調理を体験させていただく予定です。


こちらは、イカ釣りの疑似餌づくりを20年近く続けておられる嵩原さん。
修学旅行生にも疑似餌づくりを体験させていただこうと相談に行ったところ、「こんなものを作っているよ」と自作の疑似餌を見せていただきました。


こちらがその疑似餌。とってもきれいです。
木片を小刀で削ってバランスが取れるカーブを作り出し、塗装してから、針も手作業で作成しています。


池間島の漁師たちはほとんどがこのような疑似餌を自作で作っていたそうですが、針まで作れる人は少ないそうです。

針金を研いで作っているよ、とその様子見せていただきましたが、作業の細かいこと!
まさに職人技です。話をしながら、数分のうちに針が出来上がりました。


修学旅行生には、思い思いに色づけしたオリジナルの疑似餌づくりを体験させられるように、気合を入れて準備中です。

池間島で民泊をしに訪れる方々には、島の人々と触れ合いながら、島の人が持っている技術や経験、暮らしの知恵などをまるごと体験していただきたいと思っています。
島の暮らし体験の機会を増やすべく、これからも島の暮らしの達人(高齢者)や職人たちを発掘してゆきます。

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