2012年10月5日金曜日

耕作放棄地再生プロジェクトが始まります。

高齢化によって島で増え続けている耕作放棄地を、再び畑としてよみがえらせて、島の食材や伝統食を復活させる「いけまの畑づくりプロジェクト(仮)」が始動しています。


数十年間放棄された畑は、成長の速いギンネムやその他の木々が生い茂る雑木林になっていました。
この写真は、2012年5月、開墾前の調査をするため雑木を伐採したところです。(伐採前は周囲の林と見分けがつかない状態だったとのこと・・・!)


沖縄県では、法改正により長年使用していない畑を再び開墾する際、埋没不発弾の調査を入れることが推奨されています。不発弾調査の事業に対し10割の補助が出ることになったため、伐開作業は実質コスト0円!


不発弾調査が終わると、雑木林だった土地が開墾され見事に畑に再生されました。


ガジュマルやオオバキの大木は木陰として残し、畑の境界である石垣もそのまま活用します。


これらの畑を今後どのように活用していくか、新しい物語をつくり出すべく計画中です。

この畑では、昔ながらの栽培方法や加工方法を島の高齢者から教えてもらいながら、島にこだわった作物を育てていこうとしています。

島を訪れる旅行生が主力となって、高齢者の経験や技術を生かした、無農薬・無化学肥料の農産物づくりに取り組み、収穫した作物は、島産の安心・安全な食材として滞在中に味わったり、高齢者と一緒に加工して島の特産品づくりへとつなげていく、という計画。
いつか、池間島の「島味噌」を復活させたいという島人の想いも受けながら、楽しいプロジェクトにしていきたいと思います。

いけまの畑づくりプロジェクト、今後の展開にご期待ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿