2015年10月16日金曜日
宮森小学校の5年生63名が離島体験にやってきました②
宮森小学校の離島体験、2日目は、池間の海でサバニをこぎながら生き物観察、そしてビーチクリーンの2本立てです。
早朝から、民家さんや池間漁協のみなさんが集まって体験プログラムの準備が着々と進められていました。こちらはサバニ運搬の様子。
今回のプログラムは、池間漁協のみなさんに協力していただいて実施しました。風向きをみて、実施場所も水浜に決定。
早速、サバニ漕ぎチームは3隻に分かれて乗りこみます。舵とりをしていただく船長たちの案内で、魚や生き物が集まるポイントに向けて漕いで行きました。サバニの上から箱メガネでのぞくと、きれいな魚が観察できたそうです。
最後は競争!といっていましたが、息を合わせて漕ぐのは結構難しく、1時間ほど漕いでくる予定が、途中で船酔いしたり、漕ぎ疲れて30~40分で戻ってくるグループもありました。
一方、ビーチクリーンチームは、水浜よりも多くの漂着ゴミが打ち寄せられているナカマグスへ移動し、一生懸命ゴミを集めました。
15分ほど拾うと、軽トラの荷台がいっぱいになるほどのゴミが集まりました。
回収したゴミは種類ごとに分別し、漂着ゴミにはどのような種類が多いのかを調べます。
意外と多かったのがプラスチック製のゴミ。「よく使うものの中にプラスチックが多い」「水に浮くから流されやすい」「漁具の浮きやぞうりも多かった」などなど、いろいろな気づきがあったようです。また、「海はきれいで生き物もたくさんいるのに、ゴミが多いのは残念。海はつながっているので、自分でもごみを捨てないようにしたいし、見つけたら拾おうと思った」と感想を話してくれる子もいました。
午後は、それぞれ民家さんと一緒に家業体験です。
多くの家庭が、漁港でのミジュヌ釣りにやってきていました。
こちらは一度に2匹釣りあげて、歓声があがっています。
このほかにも、畑でサトウキビの葉を落としたり、ノニの収穫をしたり、民家ごとにいろいろな体験ができたようです。
最終日は、朝から3日間の体験を振り返り。
グループごとに、民家さんへのお礼の色紙を作ってくれていました。
離村式の後に民家さんへプレゼント。子どもたちの気持ちのこもったメッセージに、民家さんも涙腺がうるうるです。
あっという間の2泊3日で、お別れはいつも涙。帰り際、オバアの家に泊まった男の子は「池間島まで子ども1人いくらで来れますか?」と聞いていたそうです。お小遣いをためて、休みにまた遊びにきたいから、と。
また遊びに来るね、と言ってもらえることが、民家さんにとっても何よりうれしい励みになります。
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