2015年10月2日金曜日

豊見城市立座安小学校の5年生66名が離島体験にやってきました②


座安小学校の離島体験2日目は、「アダン」の気根から繊維をとって縄をなう、というプログラムです。
アダンは、気根も葉も、実も幹もすべて暮らしの中で工夫して使われてきた大切な植物でした。池間島の暮らしに欠かせないアダンという植物の面白さを紹介してから、早速民家ごとにアダナスのロープづくりに挑戦です。

アダナスは、午前中に民家さんと一緒に獲ってきてもらいました。
まずはピーラーや包丁をつかって皮をむきます。


包丁で切り込みを入れると、きれいに薄くさくことができます。
民家さんの指導のもと、アダナスを薄く薄くさいていきます。


さいたものを天日に干して乾燥させます。乾いたら、さらに細かく裂いて細い繊維にしていきます。


細かい繊維がとれたところで、ここから「縄ない」スタートです。
数本ずつとって2束つくり、端を結んで足の指にはさみ、両手をこすりあわせるようにして縄をつくっていきます。
一見簡単そうですが、やってみるととても難しい作業で、子どもたちも結構苦労していたようです。


今回の受け入れ民家で最高齢の仲間泰弘さん(83歳)は、まるで魔法のようにするすると美しい縄を作ってくれていました。子どもたちも見よう見まねで後に続きますが、この技を習得するのはなかなか時間がかかりそうです。


みんなでなった縄を1本につなげて長いロープにしたら、、、


最後は民家対抗の大縄とび大会。
上手に縄ができているかどうかと、グループのチームワークを競う大縄とびです。途中で縄が切れてしまうチームもありましたが、民家さんも協力して頑張りました。


こちらも、制限時間内に1回でも多くの記録を残せるように頑張っています。


見事、大縄跳び大会で優勝した班の子どもたちには、池間島カレンダーのプレゼントがありました。
縄ないは難しかったけれど、縄跳びではどのチームも燃えて、楽しんでもらえたようです。

翌日は、朝から子どもたちだけ集合して、3日間の離島体験のふりかえりをしていました。
「楽しかったこと」、「頑張ったこと」として、縄ないや縄跳びを上げてくれている子どもたちもいました。


最後は民家によるお見送り。あっという間の2泊3日でした。
今年度の離島体験事業は残すところ1校となりました。池間島の自然と暮らしを体験してもらえるよう、ますますプログラムを充実させて望みたいと思います。

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