2015年10月26日月曜日

池間っ子ちょうちんまつりを開催しました


今月25日(日)、待望のちょうちんまつりが無事開催されました。
先月27日(旧暦8月15日)にジュウゴヤちょうちんまつりとして予定していましたが、台風で中止。せっかくみんなで作ったちょうちんを飾れないのは勿体ない、ということで、池間島の中学生たちが実行委員会を立ち上げ、「池間っ子ちょうちんまつり」として今月開催を迎えました。


今年も、手作りちょうちんを作ってきてくださった勝連忠治さん。(昨年も、キラキラモールをつけてかわいらしいちょうちんを作ってきてくださっていました。)実行委員の中学生がちょうちんコンテストの受付をしています。


司会役も中学生です。


島おこしの会会長と、実行委員長が開会のあいさつ。


ステージに移る前に、会場にセッティングされたちょうちん約200個に火を灯していきました。スタッフも、お客さんもみんなで一斉に着火します。


少し風がありましたが、なんとかすべてのちょうちんに灯をともすことができました。日が沈んでもしばらくは明るいのですが、ちょうちんに灯がともると一気に暗くなっていきます。


今年のちょうちんは、絵を描いた和紙を筒状にまるめた竹ひごに張り付けて作る小田原ちょうちん方式。生き生き教室のおばあたちから、学童保育の子どもたち、預かり保育の幼稚園生たちまで、みんなで制作した作品が並びます。


ちょうちんを品評しながら、ステージも進行していきます。
会場には、100名を超える方々に集まっていただきました。


まずは、生き生き教室のみなさんによる合唱団。この日のために、衣装もそろえて練習を重ねてきました。池間島の民謡として親しまれている「常若の島」、そして「池間ぬ主」を唄っていただきました。


続いて、糸満旦男さんによる三線。会場のみなさんも一緒になって踊り、大変盛り上がりました。


続いて、学童保育の子どもたちによるアーグマーイ。今回は、「アウマチャガマ」、「まりつきのアーグ」、「アカンミフニュー」の3曲を披露してくれました。


実行委員会の中学生たちも出し物を披露します。男子はなぜか全員女子の制服を着たり、女装をしているようでしたが、ダンスがとても上手で会場を沸かせていました。


ちょうちんは、というと、まわりが暗くなるにつれて輝きを増していきます。今年も力作が揃いました。
(勝連忠治さんのちょうちん(34番)は、のちに「池間自治会賞」に選ばれました)


「池間漁協賞」に選ばれたちょうちんがこちら。ボール紙を切り抜いて、裏からカラフルなセロファンを貼るという池間の子どもたちが昔から作ってきた伝統的なちょうちんです。ちなみに池間漁協賞の副賞は、アカマチ5kgの目録だったそうです。
このほかにも、NPO賞、池間老人クラブ賞、体育協会賞が選ばれ、表彰されました。


きゅ~ぬふから舎の利用者さんたちがみんなで作った作品も出展していました。こちらも人気があったようです。


そしてこちらが、参加者の投票により見事最優秀に輝いた作品です。ススキの葉を編み込んでバスケットを作る、というちょうちんの固定概念を超える斬新な作品で、多くの票を集めました。


今回のちょうちんまつりは、多くの企業から協賛をいただいて実施することができました。協賛企業の名前が入ったスポンサーちょうちんも飾られました。


空には、十三夜の月が明るく輝いていました。
十五夜の催しとはまた違った趣旨のイベントとなりましたが、島の中学生たちが自分たちでイベントの企画から準備、運営をするとても良い機会になったのではないかと思います。中学生たちの奮闘ぶりをあたたかく見守ってくださったみなさま、イベントにご協力くださったみなさま、どうもありがとうございました。

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